嫌なことが続く・・・。先日の種親のオスに続き、羽化を確認していた残り2匹のオスの一方が死亡していた。
掘り出してみると74mmの、ご覧のようにディンプルがない美しい個体だった・・・今までで一番キレイな個体かもしれない。
オオクワガタの羽化不全というと、上翅がしっかり閉じていない「羽根パカ」や上翅が歪んで展開されたもの、下翅がきちんと収納できていないもの等が良く聞くものだ。
ウチでのこのような羽化不全は、幼虫時代に背中にキズを負ったヒラタクワガタのオスに上翅が歪んでしまったもの、オオクワガタではマットが泥化したときに上翅が伸びきらないメスが出た程度。いずれも羽化後、1-2ヶ月のうちに死亡している。
最近の飼育での死亡は概ね数%といったところだ。その多くは蛹化前後で、今回のようなケースは初めてだ。
掘り出された個体は、腹部がほぼ羽化直後の状態だった。が、表皮はほぼ硬化している。腹面の色もだいぶ黒くなってきていた。羽化自体はほぼ問題なく進んだと考えていいだろう。
クワガタは羽化後に体内の水分や老廃物らしきものを腹部からも糞のように放出する。そのあたりが完全に進んでいなかったようだ。
蛹室はまずまずの位置に適度なサイズで作られていて、これが油断を招く一因にもなった。掘り出してみると蛹室の一部がカビている。細菌等が腹部に入り体組織がやられたようにも見える。
やはり、掘り出して人工蛹室で羽化させれば良かった。容器の洗浄や殺菌もこれまで以上に意識した方が良さそうだ。
2016年度(2015年セット分)は17頭割り出しして、実質16頭でスタート、オスx8、メスx8が蛹化、オスは蛹化後1頭が★、羽化後この個体が★になった。結果、無事成虫になったのはオスx6、メスx8だ。
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