オオクワガタは肉食女子が当たり前。

オオクワガタ(佐賀県神崎産 メス:45mm) オオクワガタ飼育参考情報
オオクワガタ(佐賀県神崎産 メス:45mm)

タイトルをご覧になって、何となく記事の内容がイメージできた方は、ある程度、クワガタ飼育の場数を踏んで来られた方と思う。

結論から言うと、オオクワガタのメスは、産卵のために多くのタンパク質やエネルギーを必要とし、自然界でも飼育環境下でも「肉食の傾向がある」ということだ。

飼育時の具体的な例を挙げると、ペアリングの際にオスを捕食してしまったり、産卵中に自分で産卵した卵や孵化した幼虫を捕食してしまうといったことが起きる。

ここでは、それらの要因や事例、対策などをまとめてみたい。

産卵活動は想像以上に栄養素やエネルギーを消費する

言うまでもなく、メスの存在意義は産卵し次世代に自身の遺伝子を残すことだ。メスは本能的に死ぬまで産卵活動を行う。卵の生成から産卵坑を掘り、20-30個の産卵をするということは想像以上に栄養素やエネルギーを消費するのである。

機会があったら、1シーズンでもいいので産卵活動をさせる前のメスと産卵活動を終えたメスの体重を計ってみるといい。中には手で持ってみても分かる位、軽くなってしまっている個体もあるはずだ。

タンパク質やエネルギーが不足するとどうなるのか

オオクワガタのメスは産卵活動のための栄養素やエネルギーが不足すると、自然界では他の昆虫を捕食したり、死んだ昆虫や動物の体液を舐めたりする。実際、轢かれて間もない昆虫の体液を舐めたり、死んだ哺乳動物や鳥類の死体で体液を舐めているメスの姿が観察されている。これらの行動はオオクワガタに限らず、他のクワガタにも少なからず見られる行動である。

飼育環境下では栄養摂取の手段が限られる分、もっと悲惨な事態が発生する。ペアリング後にオスを襲い体液を舐めつくしたり、自身が産んだ卵や幼虫も捕食してしまうこともあるようだ。特にメスがオスを襲うという、カマキリのような行動はにわかには信じられないかもしれないが、大柄で顎の力も強いオオクワガタのメスならではの行動で、結構、多くの事例が確認されている。

余談ではあるが、ウチの雑居ケースでは、シロテンハナムグリ(シラホシかも)が死んだノコギリクワガタの体液を舐めつくしている姿が見られた。どの種のメスも必死なのだ。

エサの質と量を考慮すれば対策は容易

原因がわかっている以上、対策は容易だ。産卵活動を控えた、あるいは活動中のメスには高栄養素のエサをたくさん与えればいい。具体的には以下のようなことが挙げられる。

  • タンパク質系の高栄養素の昆虫ゼリーを多めにセットする。
  • 果実等ではバナナも効果的
  • ミルワームの蛹等、他の昆虫の蛹を与える(カブトムシの蛹も効果的だそうだ)
  • オスとメスの同居飼育の期間は短めにする

ウチのオオクワガタ(種親)は基本的にオス・メス同居飼育なのだが、相性も良く、エサもプロゼリーを豊富に与えているのでこのような問題は起きていない。ただ、こういう事態も起きうるということは頭に入れておこう。

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