コクワガタ飼育記録2016期

余剰菌糸ビンで飼育していたコクワガタ3令幼虫(千葉県船橋市産WF1) コクワガタ
余剰菌糸ビンで飼育していたコクワガタ3令幼虫(千葉県船橋市産WF1)

オオクワガタの菌糸ビン交換は菌糸の状態や食いの進み具合を考慮しながら徐々に行っている。その間にコクワガタとノコギリクワガタも成長してきたので、廃材のリサイクルも兼ねて菌糸ビンの掘り出しとマット交換を行った。

まずはコクワガタから。今年、回収したのものは12頭だ。数が少ないのはいくつか理由があると思うのだが・・・産卵セットなしの成虫飼育セットで産卵させているのが大きいと思う。細く小さめの産卵木しか入れていないというのもあるだろう。

富田林市産と船橋市産は区別しているものの、一部を除き種親も厳密には特定できない。このような多頭飼育を含むアバウトな飼い方なのでオススメできるものではない。あまり参考にしないで飼育事例の一つとしてご覧いただきたい。

概要と早期羽化個体の掘り出し及びマット交換

余剰菌糸ビンで飼育していたコクワガタ3令幼虫(千葉県船橋市産WF1)

余剰菌糸ビンで飼育していたコクワガタ3令幼虫(千葉県船橋市産WF1)

こちらは地元船橋市産の多頭飼育セットに埋め込んだ材から採取したもの。ここには40-45mm位のオスと25-30mm位のメスの5ペアが入っている。ここではご紹介しないが、先行してマットに出てきていた4頭を回収、プリンカップで様子を見た後、マットボトルの余剰があったのでそれに投入している。うち1頭はが既に羽化(最初の写真右の個体)、もう1頭、蛹化中の個体(最後の写真)もいる。

この2頭はその後に残骸から回収し、余った菌糸ビン550ccに投入したもの。2ヶ月が過ぎ、食痕も目立ってきたのでオオクワガタの産卵セットの廃材(産卵木の破片と簡易発酵マット)と廃菌糸を混合したものを550ccボトルに堅詰めし個別飼育に切り替えた。体重はともに4g半ばである。

こちらも余剰菌糸ビンで飼育後、オオクワガタの産卵セット残材と廃菌糸で飼育したコクワガタ3令幼虫(大阪府富田林市産WF2)。

こちらも余剰菌糸ビンで飼育後、オオクワガタの産卵セット残材と廃菌糸で飼育したコクワガタ3令幼虫(大阪府富田林市産WF2)。

こちらは3月下旬に、細身の産卵木を飼育セットに埋め込んで採取した幼虫。3年目を迎えた48mmのオスと29-30mmのメスの富田林市産WF1ペアの子になる。大型のプリンカップでまとめて1ヶ月程飼育した後、余った菌糸ビンの850ccボトルに3頭、550ccボトルに2頭を投入した。

早々に1頭が蛹化した(最初の写真左の個体)ので、羽化してから約1か月後の8月下旬に掘り出し、残りの4頭は小ケースにオオクワガタの産卵セットの廃材と廃菌糸を混合したものを堅めに詰め再投入。

かなりのペースで廃材と廃菌糸を食い尽くし、糞が目立ってきたので、今回もほぼ同じ仕様のマットを堅詰めした中ケースに移し替えた。体重はすべて5g台である。

このオオクワガタの産卵セットの廃材と廃菌糸はなかなか食いがいい。産卵木の破片と残った菌糸片を中心に食べているようなのだが、劣化し始めた菌糸ビンに投入するより成長していると思う。簡易発酵マットも効いているのかもしれない。

10月上旬に蛹化したコクワガタのメス。30mm位だろう。

10月上旬に蛹化したコクワガタのメス。30mm位だろう。

既に蛹化・羽化した個体は、飼育セットに産卵木の残骸を入れていたので、昨年の秋に孵化したものもいるだろう。上の個体もあと1ヶ月程度で羽化すると思う。

コクワガタメスの新成虫。右前:9月中旬羽化、左中:7月下旬羽化、中後:8月中旬に飛来した個体。

コクワガタメスの新成虫。右前:9中旬羽化、左中:7月下旬羽化、中後:8月中旬に飛来した個体。

上の写真は今年割り出し分の新成虫2頭と家の前に飛来した新成虫。21-23mm程度である。

余談だが、今年はコクワx3(オス2、メス1)、カブト1ペアが家の前の階段・通路に飛来した。

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